八重歯

ここでは、八重歯の特徴や原因、矯正方法について紹介していきます。

八重歯の特徴

前から3番目の歯(犬歯)が、歯列からずれて生えてしまい、隣り合っている歯よりも前にあり、重なったように見えてしまう状態を「八重歯」という俗称で呼びます。歯科医療ででは「上顎犬歯の低位唇側転移」という症状です。

尖った歯(犬歯)が前に出ている状態のことを八重歯だと誤解している方が多いようですが、正確には八重歯は「生えている位置に異常がある歯」のことを指すため、どの歯であっても生えている位置に異常がある場合は八重歯ということになります。

その中でも犬歯が八重歯として生えてしまうことが多いことから、そうした誤解が生まれたようです。

原因

八重歯となる主な原因は、永久歯が生えてくる時に十分なスペースが確保できないため歯がズレて生えてきてしまうこと。

だいたい12歳~13歳ごろまでにすべての歯が生え変わりますが、八重歯となる上顎の犬歯は、11歳~12歳頃と、比較的遅い時期に生え変わります。

このため、すでに歯が生えるスペースがいっぱいで場所がない場合や、顎の大きさが小さく歯の大きさとのバランスが取れない場合などに、外側にずれて生えてしまいます。

特に犬歯は他の歯に比べて永久歯が生え始めるタイミングが遅いため、比較的高い確率で八重歯になってしまうのです。

また、もともと顎の骨が小さい人は歯が生えるスペースが狭いため、八重歯になりやすいともいわれています。

八重歯のデメリット

歯磨きがしづらくなる

八重歯があると歯並びが悪くなり、歯磨きがしづらくなります。ブラッシングが上手にできないと汚れがたまってしまい、虫歯や歯周病トラブルを引き起こす恐れがあります。八重歯のある人は歯ブラシだけでなく、デンタルフロスやマウスウォッシュも活用して口腔内ケアを行うようにしましょう。

歯やあごに負担がかかる

犬歯には食べ物を奥歯で細かくするときに、あごの運動を支える役割があります。そのため犬歯はどの歯よりも丈夫です。犬歯が八重歯になるとあごの運動を支える役割が果たせなくなり、代わりに他の歯がその役割を行うことになります。しかし、他の歯は犬歯ほど丈夫ではありません。もともとあごの運動を支えられるだけの力は持っていないので、歯やあごに過度な負担がかかってしまうのです。

口腔内が不潔になる

八重歯があると、自然に口を閉じられなくなるケースがあります。自然に口を閉じられないと、口呼吸になり口腔内が乾燥。乾燥した口腔内は菌が繁殖しやすく口内環境が不潔になるため、口臭や歯周病のリスクが高まります。

口腔内のケガをしやすくなる

とがっている犬歯が八重歯になっていると、歯茎・唇・舌を噛んで傷つけやすくなります。そこから口内炎になることも多いです。

八重歯を矯正するメリット

ブラッシングがしやすくなる

八重歯を矯正すると歯と歯の重なる部分がなくなり、ブラッシングを隅々まで行うことが可能です。ブラッシングがしやすくなると食べかすが残りにくく口腔内をキレイに保てるようになります。虫歯や歯周病を予防することにも繋がるのです。

他の歯への負担を減らせる

八重歯を矯正すると、他の歯への負担を減らすことが可能です。もともと犬歯にはあごの動きを正しく誘導する役割があります。犬歯が八重歯になると、犬歯が外に向いてしまいその役割を果たすことができません。そうなると他の歯に負担がかかってしまうのです。八重歯を治せば、適切に犬歯がその役割を全うできるようになり、他の歯に負担をかけずに済みます。

知覚過敏の改善ができる

知覚過敏の原因に八重歯が影響している場合があります。犬歯が八重歯になると歯列が乱れて歯茎が下がり、知覚過敏を引き起こす恐れが。八重歯を矯正すれば歯列が整い、知覚過敏の改善に繋がります。

顔立ちが美しくなる

八重歯を矯正すると、口元が引っ込み鼻が高く見えるので顔立ちが美しくなります。八重歯だと唇が前に出てしまいがち。上唇・下唇の位置は、前歯のポジションによって決められているので、八重歯を矯正すれば唇も後ろに下がります。これにより口元や顔のラインが整うのです。

鼻呼吸ができるようになる

八重歯があると、口が閉じにくくなり口呼吸になってしまいます。口呼吸は万病のもとと言われており、口臭・歯の黄ばみ・アトピーの原因になることも。八重歯を矯正することで口が自然に閉じるようになり、鼻呼吸ができるようになります。鼻呼吸ができれば口腔内の乾燥を防止でき、細菌の増殖を抑えて口臭や歯の黄ばみ、アトピーによるかゆみを抑えることが期待できるのです。

歯の寿命が延びる

八重歯を矯正すると歯の寿命が延びるというデータが出ています。1989年から厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「8020運動」は「80歳以上で20本以上の歯を保つ」ことを目安に、高齢者の歯の健康を目指した運動です。20本以上歯があれば食生活に困ることはないと言われています。しかしデータによると八重歯がある人で、8020を達成した人の割合は4.9%しかいません。八重歯がある状態では、8020を達成する可能性が低くなるのです。このことから、八重歯を矯正することで歯の健康が保ちやすくなり、歯の寿命が延びるということがわかります。

健康寿命が延びる

有料老人ホームの入居者を対象に、噛んだりすり潰したりする咀嚼能力(そしゃくのうりょく)と体の状態について調査。その結果、「8020運動を達成すれば健康寿命も延びる」と言うことが分かりました。また、上下の歯とかみ合う面積が少ない人ほどバランス機能と握力が低下していることも確認されています。

矯正方法

八重歯を治療する方法は大きく分けて次の3つがあります。

  • 削って八重歯を目立たなくする
  • 八重歯を抜いてしまう(人工の歯に差し替える)
  • 歯列矯正(矯正治療)で歯を動かす

削って八重歯を目立たなくする

八重歯を削って目立たなくするだけなので、かなりとび出している場合などは難しいのですが、短期間での治療が可能です。

八重歯を抜いてしまう(人工の歯に差し替える)

八重歯自体を抜いてしまうという方法です。八重歯とその付近の歯を抜歯し人工の歯に差し替える方法などもあります。

しかし、非常に強い歯を失ってしまうため、他の歯に負担がかかり易くなることや、健康な歯を抜く事になってしまうので、八重歯だけ飛び出していて他には歯列不正がない場合に行われます。

歯列矯正(矯正治療)で歯を動かす

矯正治療(歯列矯正)によって歯並びをきれいにする方法です。他の方法と比べて時間と費用がかかってしまいますが、条件が合えばこちらが最も望ましい治療方法ではないでしょうか。

できれば、歯を削らず、抜かず、歯列矯正(矯正治療)をするのが一番望ましいと言えるでしょう。

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