スピード矯正
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歯列矯正は、歯にワイヤーをつけて2~3年かけて治療するのが一般的です。ここでは、短期間で治療したい方向けに「スピード矯正」について紹介します。
目次
スピード矯正に対応する東京の総合歯科
歯列矯正をお考えの方のなかには、ゆっくり時間をかけて歯並びを整えていくよりも、もっと期間を短縮できたら…と思われている方も少なくはないはず。スピード矯正をするなら強い力でしっかり固定して歯を動かしていくインプラント矯正という方法もあります。そこで仕事帰りでも通いやすい20時まで診察するインプラント矯正に対応する、このサイトに掲載の総合歯科をご紹介します(2021年9月時点)。
東京駅前しらゆり歯科
患者さんの要望に合わせて提供できる
豊富な矯正治療
引用元:東京駅前しらゆり歯科公式HP
(https://tokyo-yaesu-dental.com/)
おすすめポイント
- 表側と裏側が選べるワイヤー矯正
- 目立たないマウスピース矯正
- 噛み合わせや歯のねじれに効果的なインビザライン
東京駅前しらゆり歯科で行っている矯正歯科は、ワイヤー矯正・マウスピース・インビザラインです。ワイヤー矯正はブラケットという歯に取り付ける器具とワイヤーを使った一般的な矯正治療で、表側につける方法と裏側につける方法があります。マウスピースとインビザラインはどちらもマウスピースを使った方法で、矯正中であることを見られたくなかったり、金属アレルギーがあったりなど、ワイヤー矯正ができない方向けにおすすめの治療法です。特にインビザラインは噛み合わせや歯のねじれの矯正に効果を発揮します。また東京駅前しらゆり歯科ではスピード矯正にも対応しており、インプラント矯正の症例がホームページに掲載されているので、どんな治療法か気になる方は確認してみるといいでしょう。
公式サイトでもっと詳しく見る
東京駅前しらゆり歯科の口コミ評判
- 歯列矯正のカウンセリングを受けたときに、矯正の方法や流れが分かりやすかったです。親切さや丁寧さがとてもよく伝わりました。
診察時間 |
月-金 11:00~13:00/14:30~20:00
土日 10:00~13:00/14:30~18:00 |
スピード矯正の治療費 |
要問合せ |
休診日 |
祝日 |
電話番号 |
0120-118-041(初回予約専用)
03-3231-0777(直通) |
住所 |
東京都中央区日本橋3-3-11 第一中央ビル2F |
デンタルクリニック アレーズ銀座
引用元:デンタルクリニック アレーズ銀座公式HP
(https://www.dc-alaise.jp/)
おすすめポイント
同院の表側矯正で使用するセラミックブラケットは低摩擦のセルフライゲーションタイプ。そのため、治療中の痛みの軽減と治療期間短縮が期待できます。
銀座駅から徒歩1分、土曜日も診療を行っているデンタルクリニックアレーズ銀座。同院の矯正治療では、見た目を良くするだけでではなく、噛み合わせと顔とのマッチングを考慮します。より良い治療を行うためにも、治療前の診査や診断の精度を上げるためにも、咬合器や分析ソフトなどを導入。さらに、矯正だけではなくインプラントや被せ物までを検討した治療後の歯並びを再現したセットアップモデルなどを作成した上で治療の説明を行ってくれるため、具体的に治療後のイメージを持った上で治療に取り組めます。
公式サイトでもっと詳しく見る
診察時間 |
9:00〜17:30 |
スピード矯正の治療費 |
初診・相談 無料、精密検査・診断44,000円、小児矯正495,000円、表側装置990,000円、フルリンガル(上下顎裏側)1,540,000円、ハーフリンガル(上顎裏、下顎表)1,320,000円、マウスピース型カスタムメイド矯正装置1,320,000円、矯正用アンカースクリュー55,000円/本、再診・調整料5,500円/回〜 |
休診日 |
日曜・祝日 |
電話番号 |
03-6274-5333 |
住所 |
東京都中央区銀座5丁目5-16銀座テーラービルディング7F |
アニバーサリーデンタルギンザ
引用元:アニバーサリーデンタルギンザ公式HP
(https://anniversary-ginza.jp/)
おすすめポイント
同院の普通矯正では、デーモンシステムを採用しています。適した力で歯を移動させるシステムとなっているため、痛みが少なく通常のワイヤー矯正よりも治療期間を短縮できるとされています。
治療前のヒアリングに徹底的に時間をかけ、性別や年代に関わらず患者のニーズに応えるための治療を提供するアニバーサリーデンタルギンザ。治療計画を立てる際には、じっくりと検討できるように患者自身に選択肢を提示。費用や治療期間などについても十分に説明します。
また徹底したヒアリングと同院独自の治療メソッドにより、可能な限り来院回数を減らして患者自身の負担軽減を考えてくれるため遠方から通院することも可能。中には海外勤務になっても同院での治療を受けるという選択をした人もいるようです。
公式サイトでもっと詳しく見る
診察時間 |
11:00〜20:00、金曜11:00〜19:30 |
スピード矯正の治療費 |
ASOアライナー 2か月程度の場合88,000円・6か月程度の場合264,000円・10か月程度440,000円、インビザライン12か月以内660,000円・12か月以上880,000円、月額矯正調整料5,500円 |
休診日 |
火曜・土曜 |
電話番号 |
0120-666-842 |
住所 |
東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ10F |
スピード矯正とは
スピード矯正は、通常の矯正治療よりも短期間で治療できる矯正のことです。
歯列矯正は、本来ゆっくり時間をかけて歯を動かして歯並びを整えていく方法がポピュラーな治療法。大人だと、約1年半~2年かけて治療を行います。スピード矯正の場合、一般的な治療期間と比べると2分の1から3分の1の期間で矯正ができ、最短で6ヶ月程度で治療が終わるのがありがたいポイントです。
従来の治療法と違って、歯を支えている固い歯槽骨(しそうこつ)に切れ目を入れたり、一部だけ取り除いたりする治療を施すことで、歯をスムーズに動かせるようになりました。その結果、長期間かからない「スピード矯正」が可能になったのです。
スピード矯正を利用するのは「結婚式の予定がある」「就職前にキレイにしたい学生」といった、短期間で治療を終えたい理由を持つ方がほとんど。ほかにも、長期の通院が難しい方が利用しています。歯並びによっては治療できないケースもありますので、スピード矯正のポイントを細かくチェックしていきましょう。
スピード矯正のメリットとデメリット
スピード矯正は、矯正期間を短縮できるというメリットだけではなく、歯ぐきに影響を及ぼすといたデメリットもあります。「早くできるならスピード矯正がいい!」と見切り発車せず、きちんと理解した上で治療に臨みしましょう。
メリット
- 従来の矯正治療よりも歯が移動しやすく、短期間で歯列矯正ができる
- 抜歯せずに矯正できるケースがある
- 矯正した後の後戻りがほとんどない
- 歯が移動しやすくなる治療法なので、移動時の締め付けるような痛みが少ない
デメリット
- 治療には高い専門技術が必要なため、取り扱うクリニックが少ない
- スピード矯正は外科的手術を行うので、歯ぐきに対する負担が大きい
- 歯並びによっては治療を受けられないケースがある
患者の歯並びの状態やどこまで矯正するかによって、さまざまな治療法を組み合わせいくスピード矯正。組み合わせによって治療期間を短縮できますが、どの治療法にもメリット・デメリットはあります。事前のカウンセリングで医師に相談し、自分に合った治療法や歯科医院を選択しましょう。
スピード矯正の治療方法
スピード矯正には「インプラント矯正」「コルチコトミー治療法」「ヘミオステオトミー法」があります。それぞれの治療内容やメリット・デメリットをチェックしましょう。
インプラント矯正
インプラント(人口歯根)を奥歯の骨に埋め込み、しっかり固定されたインプラントにワイヤーをかけて移動させる方法です。一般的な歯列矯正では、歯と歯にワイヤーをかけて互いに引っ張り合い、長い時間をかけて移動させていきます。
反対に、インプラント矯正では起点が固定された状態でワイヤーを引っ張るので、歯の動きに安定感が出て移動しやすくなります。歯科用のインプラントとは違い、矯正用は治療が完了すると取り外すので一時的なものです。治療跡も残りません。
メリット
- 治療期間が短縮できる
- 従来の矯正方法で治療が難しい歯並びにも対応できる
- 抜歯のリスクを抑えられる
- アゴの骨の切除が必要な矯正治療を避けられる
デメリット
- インプラントを埋め込む手術が必要
- 手術する分、従来の矯正治療よりも治療費がかかる
- スピード矯正の際にインプラント治療を行うクリニックが少ない
スピード矯正のほかの治療法と併用すると、さらに短期間での矯正が可能です。
コルチコトミー治療法
歯を支える骨に溝を入れて、歯を移動しやすくする矯正法です。「皮質骨」という歯を支える固い骨の表層部分を、外科手術を行って取り除く方法。歯が動きやすくなり、移動の抵抗で感じやすい痛みを軽減してくれます。
手術は2時間程度で終わり、術後に矯正装置を取り付けて歯並びを矯正していきます。骨が自然治癒で以前よりも強固に回復する性質を利用したもので、無理な力を歯にかけずに短期間で矯正可能です。
メリット
- 矯正装置を装着する期間が短縮できる
- 歯の移動に伴う痛みや装置の違和感が少ない
- 抜歯をせずに矯正治療できるケースがある
- 治療後に歯の後戻りが少ない
デメリット
- 歯肉の下の骨に外科手術を行うため、術後に歯茎が下がったり腫れたりするケースがある
- 外科手術が必要なため、治療費用が高くなる
- 歯並びによっては利用できない
- 成長期の子どもには治療できない
外科手術を用いた矯正方法なので、歯を垂直にも水平にも移動しやすくなっています。溝を入れることで血液の巡りが良くなり、歯肉が綺麗なピンク色になる効果もアリ。
ヘミオステオトミー法
コルチコトミー治療法を改良した治療法。コルチコトミーで一部取り除いた皮質骨の下にある「海綿骨」にヒビを入れることで、歯が動きやすくなります。矯正装置を使って外から力を加え、自然治癒力で身体の内側から歯並びを矯正。治療期間は、一般的な矯正の4分の1程度ですみます。
メリット
- 矯正にかかる期間を短縮できる
- これまでの矯正治療に比べると、治療後に歯が戻るリスクが少ない
- 骨の自然治癒の働きで、手術前よりも丈夫な骨になる
デメリット
- 難易度が高い治療法のため対応可能なクリニックが少ない
- 外科手術を行うため、従来の矯正方法よりも治療費が高くなる
- 歯肉の腫れや感染症といった外科手術特有のリスクがある
- 成長期の子どもの場合は治療できない
インプラント治療法を併用すると、さらに矯正期間を短縮できます。そのため、インプラント治療+ヘオストテオトミー、インプラント治療+コウリコトミーというように、組み合わせて治療するケースがほとんどです。
オステオトミー法
歯を支える歯槽骨(しそうこつ)に切れ目を入れ、歯槽骨ごと歯を移動させる方法です。土台から動かしていくので、ヘミオステオトミー法やコルチコトミー法で治療期間の短縮が見込めない状態の歯並びでも短縮が可能になりました。手術時間の目安は、約2時間程度です。
メリット
- ヘオステオトミー、コルチコトミー法で治療期間が短縮できない状態の歯並びにも対応できる
- 一般的な矯正よりも短期間での治療が可能
- 歯列矯正の効果が高い
デメリット
- 治療ができる矯正クリニックが少ない
- 外科手術が必要なため、身体に負担がかかる
- 感染症や腫れるリスクがある
- 費用が一般的な矯正治療よりも高額になる
術後は少し腫れる程度なので、その日のうちに帰宅できます。コルチコトミー法よりも早く歯を移動できますが、外科手術を伴うため、体への負担は少なからずあることを覚えておいてくださいね。